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Doll Master 第3話
飯場正臣

 公園に着く頃、美沙は自分の考えが間違っていたことを思い知らされた。
 もう暗くなっていたのだ。
 広いだけあって、公園には茂みも多くある。
 これでは何をされるかわからない。

 そう思った時、後ろから目を覆われた。
 両手で目を覆っているような感じだった。
 昨日、聞いた低い男の声がした。

「おとなしくしろ。目をつぶったままついてこい」

 美沙は恐怖で身体が震えだした。
 抱きつかれはしなかったが、これでは公園で待ち合わせをして、彼氏が「だーれだ?」とか言っている間抜けなカップルにしか見えない。
 こちらに気付く人がいても、よくやるよくらいにしか思われないだろう。
 美沙は黙って頷き、目を閉じた。

 男が手を引っ張って歩き出したので、美沙もそれに従った。
 何をされるかわからないという不安感が美沙に目を開けることをためらわせていた。
 やがて、ガサガサと草をかき分ける音がして、座るように言われた。
 おとなしく従うと、バンダナのようなものでつぶっている目の上から目隠しをされた。

 乱暴しないで下さい。
 その一言も言えず、美沙はただなすがままになっていた。
 男が肩を抱いてきた。

「美沙・・・。なかなかやるじゃないか。通報の準備か? 携帯をこっちによこせ」

 美沙の手から携帯を奪った男は、なにやら電話をいじっているらしかった。
 たまにピッピッと電子音が聞こえる。

「ずいぶんと反抗的じゃないか。スカートも履いてこない。通報の用意はする。その分じゃ違う道を通るつもりだったのか?」

 何も言えない美沙のあごをつかむと、男は耳元に口を寄せた。

「悲しいよ、美沙。昨日の俺のテクじゃお前を感じさせることは充分にできなかったらしいな・・・。だから反抗的なんだろう? だが、ここにはよく来たな、褒めてやるぞ」

 ひそひそと囁く男に、美沙はかろうじて嘆願した。

「さ、最悪のことだけは・・・」
「なんだ? 最悪の事態ってのが気になるのか? 別に痛めつけるつもりはねえよ。ただ強姦するだけだ。さんざんレイプした後で、写真に撮って町中にバラまくだけだ」
「・・・・・・」

 気が遠くなりそうだった。
 この男ならやりかねないことがわかったのだ。
 身体がガクガクと震えてくる。

「美沙、ここがどこかわかるか? 壊れた外灯の下にある茂みだよ。この公園は人が少ないよなぁ。おまけに辺りは真っ暗だ。このままここでハメてもお前が気持ちよさそうな声を出さなきゃバレなそうだぜ」

 そう言いながら、男は肩を抱いたまま、もう片方の手で美沙の胸を揉み始めた。

「・・・やめて下さい。大声を出しますよ」
「出せよ。すぐにハメハメして写真撮影だ。お前はマゾだから、町中の人に恥ずかしい写真を見てもらいたいらしいな」
「そ、そんな・・・」
「お前が出すのは大声じゃねえだろ」

 男はそう言って美沙の服の下に手を入れて、そのままたくしあげた。
 Dカップに届きそうな形の良い胸が顕わになる。

「そうそう。お前が出すのはおっぱいだ。いいおっぱいしてんじゃねえか。こんなブラ外そうぜ」

 器用に片手でブラのホックを外すと露わになった美沙の乳首をつまみだした。
 美沙は唇を噛んで我慢しなければならなくなった。
 異常な環境と視界を奪われていること、そして、男の乳首への愛撫が巧みだったからだ。

「ん・・・んん」

 男は昨日と同じように耳に舌を入れてきた。
 くちゅくちゅと卑猥な音が脳に直接響き、またもや美沙は身体の力が抜けてきてしまった。

「へへへ。素直な美沙は可愛いぜ」

 男はさらに彼女の身体を抱き寄せて、今度は乳首を口に含んだ。
 ちゅばちゅば、れろれろとしゃぶったり舐め回したりして、丹念に美沙のおっぱい全体を揉み、舐めていく。
 美沙の左側にいる男は、右手で右の胸を揉み回し、左の胸にむしゃぶりついていた。

「んく・・・んふ・・・はあ」

 さすがに美沙は感じさせられていた。
 全身に鳥肌が立ち、背筋がぞくぞくして、薄く開いた口から声が漏れ始めていた。

「や、やめて下さいぃ・・・ん」

 男は何も言わずに熱心に美沙の左胸を舐めしゃぶっている。
 5分も経つと、美沙は完全に男に体重を預けていたが、それでも男は愛撫をやめようとはしなかった。

「はあはあ・・・あふ・・・んんん」

 10分が過ぎたであろうか、美沙はついに小さな声で喘ぎ出し、両足をもじもじさせて、秘部が濡れてきていることを示し始めた。
 たまに男に胸を突き出して、舐めてもらう悦びを伝え始めてもいた。
 それでも男は彼女の左胸だけを執拗に責め続けた。
 さらに何分かが過ぎ、ようやく胸から口を離した男は、唾液でぬるぬるする乳首をいじりながら美沙に囁いた。

「気持ちいいか、美沙?」
「はあはあ・・・・・・」

 さすがに改まって聞かれると恥ずかしくて答えられない。

「これくらいしてやれば、明日は言う事を聞くか?」

 美沙は今なら男のいたずらを受け入れてもいい気になっていた。
 しかし、自分から返事をすることはできなかった。

「もっとか・・・」

 男はそう言って、左胸をべろべろと舌の腹でまた舐めだした。

「んん、んんん・・・またそっちを・・・」

 美沙は正直な感想を口に出した。
 どうせいたずらするなら両胸を。
 じれったくなっていたのだ。

「なんだ? こっちも可愛がってほしいのか?」

 男は左胸を舐めながら、右の乳首を指で弾いた。
 思わずビクっとなる。
 放っておかれた乳首を突然、弾かれて、電撃が走ったような感覚に襲われた。
 敏感な反応に気を良くしたのか、男は突然立ち上がって、美沙の両手を取り、立たせた。

 ふらふらしている彼女の両足を開かせ、その間に足を投げ出して座る。
 そして、また両手を取って膝の上に向かい合って座らせた。
 美沙には何も見えず、何をさせられるのかわからなかったが、座った感触から、男の腿の上だろうということはわかった。
 目隠しした女と満足そうな男という、服を着たままの不可思議な対面座位は、公園を行く誰の目にも止まることがなかった。


第4話に続く

2010/06/24 初版
2010/08/12 第二版
2010/08/25 『ノクターンノベルズ』に転載

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