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Doll Master 第8話
飯場正臣

 頬を舐められる感触がした。
 男が美沙の涙を舐めていた。

「俺は美沙を悦ばせたかったんだぜ? お前が言うこと聞けば、こんないじわるはしねえのに」

 そう言って、顔を背ける美沙の頬を舐めながら、両方の洗濯ばさみをそっと外した。

「そんなに痛かったか?」

 美沙が頷くと、男は乳首を舐めだした。

「ん・・・」

 今までの痛みから解放され、敏感になっている乳首を舌でなめ回されると、いつもよりも感じるような気がした。
 不思議だったのは公園といい、今といい、初めてではないような感覚がすることだった。
 美沙にも何人かは付き合った彼氏がいたが、今は誰とも付き合っていないし、付き合っていた当時もこんなに執拗に舐められたことはなかったのに懐かしい感じがするのだ。

 狭い車内だというのに、男は美沙の両足に身体を入れてきて、片方ずつ交互に美沙の乳首を優しくなめ回す。

ぴちゅぴちゃ・・・れろれろ・・・

「んん・・・あ・・・ん」

 もう痛くないか?などと聞きながら、舌の腹で乳首を包むように舐めてくる。
 男は舐めながら、また手錠を出し、美沙の足首とハンドル、もう片方はドアの取っ手に繋いだ。
 美沙は男の身体が邪魔になって足を広げた状態になっていたので、簡単に固定されてしまった。
 なにより、その間にずっとやたらと丁寧に乳首を舐めしゃぶられて、だんだん理性が薄くなってきていた。

「あふっ」

 男が胸を舐めながら、美沙の股間を触ってきた。
 少し、かりかりするような感触があるのは、男の爪が、美沙の下着に付いた乾いた愛液に当たるからだ。
 美沙は公園での男のいたずらにけっこう濡らしてしまっていた。
 右手で割れ目に沿って、ゆっくりとなで上げたり、左右に動かして開くようにする。
 左手は美沙の右胸を揉み回し、左の乳首は舌で転がす。

「あん・・・んん・・・んふう」

 男はショーツをこするように、下着を食い込ませる要領で美沙の秘部を責めてきた。
 手のひらで被い、中指を割れ目に沿わせて素早く上下させたりもしてくる。

「美沙、くちゅくちゅいってきたぞ」

 男は3点責めを続けながら美沙に言った。
 下着にはいやらしいシミができ、車内は美沙の荒い息とぐちゅぐちゅという卑猥な音、そしてチーズのような愛液臭が充満していった。
 またもや、男のペースになっていた。
 男の指を求めるように、美沙の腰が淫らに動く。

「あああ・・・あん・・・あふ」

 美沙はもはや「普通に」感じていた。
 公園から続く異常な状況と、暗くてあまり見られていないという状況も手伝っていた。
 もともとMっ気があったのかもしれない。
 恐怖感のあとの男の愛撫に身を任せると(四肢を固定されては任せざるを得ないのだが)より強烈な背徳感があって、どんどん理性が剥がれていくのだ。
男の手を下から撫で上げるように股間をこすりつける。

「おい、美沙濡らしすぎだ。いやらしく腰を動かしやがって。シートにシミが広がってんじゃねえか」

 そう言いながらも、男は美沙の下着の上から秘部をねぶり、胸に顔を埋めて美沙の身体を楽しんでいた。
 腰をグラインドさせている美沙は、自分がこれまでにこんないやらしい動きをしたことなどなかったことに気がついていなかった。


第9話に続く

2010/08/10 初版
2010/09/30 『ノクターンノベルズ』に転載

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