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Doll Master 第9話
飯場正臣

 真っ暗な車内で立て続けに2度も絶頂に導かれた美沙はぐったりとしていた。
 最初はクリトリスを刺激された。
 性感帯の集中しているところだけに、ここを責められると弱いのだが、2度目は最初こそクリトリスをこね回されていたものの、その後は膣内に入れた指を曲げ、Gスポットをこすり上げられ続けた。
 男の指をキュウキュウ締め付け、大声で喘ぎっぱなしだった。

「美沙、やらせてくれよ」

 男が唐突に言った。
 美沙は執拗な胸への愛撫で焦らされていた時には受け入れてもいいと思っていたが、絶頂感を2度も味わった後では、もはやそんな気にはなれなかった。
 黙っていると、男がごそごそと自分のポケットを探り出した。
 また、洗濯ばさみで乳首を挟まれるのでは? と思わず身を固くする。
 暗くてよく見えないことも恐怖感を煽られる材料になっていた。

「わかった、美沙はオレとは繋がりたくないんだな?」
「・・・」
「それじゃあ、フェラチオはどうだ? しゃぶってくれよ」
「・・・」

 美沙は首を横に振った。

「そうか、嫌か・・・」

 男が静かに言った。
 今度こそ痛くされる。
 美沙がそう思った時、突然、目がくらんだ。
 男がキーホルダーのついたミニライトの明かりを付けたのだ。
 これをポケットから出したらしい。
 美沙の目の前でゆらゆらと振りだす。

「ふん、美沙の返答はよく覚えておくぜ。オレとはハメたくなくてしゃぶりたくもないんだな」

 男はぶつぶつ言いながら、ミニライトを美沙の前で揺らし続けた。
 他に光源もなく、自然に目がそれを追った。

「美沙・・・この光しか見えなくなるぞ・・・俺の声しか聞こえなくなる・・・」

 男の静かな声を聞きながら美沙は眠くなっていった。
 気が付けばライトの光から目が離せなくなっていた。
 トロンとした目で光を追う美沙に、男は囁き続ける。

「よしよし、美沙はブログ通りの変態マゾ女になる・・・俺の、ご主人様の言うことは何でも聞くマゾ奴隷になる・・・」

 美沙は男の催眠術にかかったことも分からなくなっていった。


第10話に続く

2010/08/18 初版
2010/10/07 『ノクターンノベルズ』に転載

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