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Doll Master2 〜2人目〜 第16話
飯場正臣

 一方、男の方は歯を食いしばっていた。
 ミサの予想は外れていたのだ。

 実際、初体験の男性は射精するのに一苦労することがよくある。
 特に正常位の時などは、足を開いたまま出すことが難しいのだ。
 女性上位で足を閉じていた方が、まだ出しやすい。
 男性の握力は強く、その刺激に慣れている上に、女性を感じさせることが出来ないために、膣圧は逆に少なくもなる。
 膣の端にごりごり擦りつけてやっとイクことも多い。

 全て裏目に出ていた。

 ミサは騎乗位で腰を振っている。
 ぴったりと身体をくっつけ、髪の香りや体臭をわざと嗅がせていた。
 しかも、かなり気持ちがいいと耳元で囁き、たまに耳たぶを噛んだりもする。
 何より自分で勝手に気持ちよくなっているので、膣がぎゅうぎゅう締まっている。
 童貞が妄想する、“女体ってのはオナニーなんてもんじゃない、すげー気持ちいいに違いない”という幻想をそのまま体現させていたのだ。

 男はずっと歯を食いしばっていた。
 少しでも油断したら、すぐにでもイッてしまいそうだった。

「あはぁぁん、はぁ、す、すごいのぅ・・・夫よりもぜんぜんいいぃぃぃ」

 本音だった。
 ミサがついに本気で腰を振り出した。
 肉棒が痛くなるくらいの締まりで、ぐじゅぐじゅ、じゅぷじゅぷとイヤらしい音を立てる。
 男を根元まで飲み込んで、クリトリスが腹に触れるまで押しつけて喘ぐ。

「ゆ、ゆっくり・・・! も、もう我慢が・・・」
「もうちょっと! もうちょっとぉぉぉ・・・い、イキそうなの・・・はひぃぃぃぃ」
「だ、だめだ、出ちゃう、出ちゃうよ」
「ひゃあ・・・ああぁぁぁぁ・・・ダメ、な、なかはダメよ」

 ミサはさらに体重をかけて深く咥えこんだ。
 どろどろに溶けている膣が蠢き、子宮口にまで先端が達している。
 ゴリゴリと触れる膣内の突起が、男の肉棒をさらに酔わせ、子宮口で亀頭をなぞりあげていた。

「お、奥までキテるうぅぅぅぅぅ・・・あひぃん、はぁぁぁぁぁぁ」


 *****


 ガチャ

「!」
「ハァハァ・・・ハァ・・・んぐぅぅぅ」

 トイレのドアが開く音がした。
 マズイ!!
 こんなところでセックスしていることがバレたら、出入り禁止になってしまう。

 男は咄嗟に、手でミサの口を塞ぐことが出来ず、口で塞いだ。

「んんんんんん、れろれろれろ、んふぅ・・・ちゅぴ、ちゅぱぁ」
「(うお、うあああああああ)」

 ミサはキスされたと勘違いしたのか、口の中をねぶり回してきた。
 舌が絡みつき、吸い上げられる。
 大きく口を開いて、食べられそうな勢いだった。
 わずかに精液の匂いが残っている唾液が、唇の周りに塗りつけられる。
 首に腕を回されているので、逃げられない。
 ガタゴトと便座も大きく揺れている。

(バレる・・・)

 男の心配は杞憂に終わった。
 トイレに入ってきた客は、個室のドアが閉まっているのをちらっと見るなり出て行ったのだ。

 バタン

 すぐに閉まる音がしたが、中に入ったのではないようだ。
 小用便器を使う音はせず、鏡の前で立っているような気配もない。

(出て行った?)

 男は難しい顔をし、顔を舐め回されたまま、耳をそばだてていたが、自分たち以外に人がいないことを確認できると、また快感が急速に戻ってきた。
 我慢の限界はとっくに超えていた。


第17話に続く

2013/06/11 初版

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