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小奴隷 (4)
飯場正臣

「言うこと聞くのね」
「は、はい」
「誓いのキスをなさい」
「え・・・」

 矢野が素足を突き出している。

「ほら、真由の綺麗なあんよが目の前にあるじゃん、キヒヒ」

 ちゅ

「うぐ!」

 爪先を口の中に突っ込まれた。

「う、うぐ・・・」
「苦しいの? 大きく口を開いて舐めなさいよ」
「う、うむぅ」

 足の指を舐める。
 涙が出てきた。
 体育のあとだからか、汗の臭いと足の臭いが混じってる。
 女子の足ってこんな臭いがするのか。
 どこかいい匂いな気もする。
 すごくみっともない恰好で足を舐めているのに、なんか心地よい感じがしてきた。

「キャハハハ! ワンちゃんみたいにペロペロしてるよ、こいつ」
「困ったわね・・・」
「どうしたの?」
「鹿島が足を舐めちゃった」
「自分で舐めさせたんじゃない」
「・・・」
「あ、そっか! 鹿島のファーストキスを奪う予定だったんだ」
「そう」

 冗談じゃない!
 僕はファーストキスの相手は恵ちゃんって決めてるんだ。
 こんな不良まがいのこわい女子やだよ。
 矢野が、僕の顎を手にあてて、上を向かせる。
 な、なに?

「口を開けなさい」
「・・・」

 パン!

「分かった! 開ける開ける!」

 たらああぁぁぁぁぁ

 矢野が唾液を垂らして、僕の口に入れてきた。
 やだよ、汚いよ!
 唾の匂いが口に広がって、鼻まで伝わってくる。
 口を手で塞がれた。

「お飲みっ!」
「ん〜〜〜、ん〜〜〜〜〜!!」

 ゴク・・・
 飲んじゃったよ・・・。
 女子の唾。
 匂いが鼻を離れない気がする。
 矢野に髪を撫でられる。
 優しく撫でられるのはこういう時、逆にこわい。

「おいしい?」
「う・・・うん」
「もっと飲みたいのね?」
「そ、それは・・・」
「・・・」

 矢野の目が険しくなった。
 怒った!?


(5)に続く

2013/08/06 初版

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