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小奴隷 (9)
飯場正臣

 1階の端にある来客用のトイレに来た。
 ここは学校に用事があって来たPTAの人とかしか使わない。
 いつも誰もいない一角で、生徒はもちろん、先生たちも用事がないんだと思う。

 来てみたら、クラスではおとなしめの女子、相原智佳がいた。
 黒のワンピースで白い水玉の大人っぽい感じの服装だ。
 短い黒髪だけどボーイッシュな感じじゃない。
 でも、ちょっと神秘的な雰囲気を持っているような女子なんだ。

「あ・・・本当に来たんだ」
「う、うん」

 来ないと思ってたのかな?

「来るって来るって、鹿島は言うこと何でも聞くよ」

 森本が来客用のトイレからひょっこり顔を出した!?
 悪魔じゃあ! 悪魔じゃあ!
 どうやって、僕より早くここに来たんだよ、森本は。
 本当に悪魔かなんかじゃないのか・・・。

「こっちこっち」

 また僕の服を引っ張って、女性用トイレの個室に連れ込まれた。

「こ、今度はなに? もうヤだよ、ああいうことするの」
「いいからいいから」
「やめろって、せまいよ」

 森本も相原さんも一緒に入ったので、個室は3人になってせまい。

「鹿島」
「な、なに?」

 急に森本の声が低くなる。
 こわいよ、こいつ・・・。

「ヤじゃないよねぇ? もっとおっきしたいよね〜」
「な、なんのこと?」
「真由と私にいじめられて、びんびんにおっきさせてたじゃん」
「そ、そんなことないよ!」

 森本は私服に着替えてた。
 緑のワイシャツっぽい上着に、ピンクのミニスカート。
 真っ白い、膝上までのソックスも履いている。
 オーバーニーソックスっていうんだっけ?
 こういうのは恵ちゃんが履いてたら、すっごく似合うと思う。

 っていうか、僕がちょっと興奮してたのを見てたのか・・・。
 抜け目ない奴。

「痛っ!」

 森本が髪を掴んできた。
 無表情でこわい。

「や、やめてよ」
「跪きなよ」
「わ、わかったから」
「言葉遣いが違うんじゃないの、鹿島」
「・・・」

 相原さんもいるのに、恥ずかしいよ。
 またやらしいことされる気はするけど、矢野と森本だけだって思ったし・・・。

「だいじょーぶ、相原さんが可愛がってくれるから。奴隷の鹿島を」
「ええっ!?」
「私が読みたかったマンガを貸してくれるっていうから、私もおもちゃを貸してあげようと思ってね〜、キヒヒ」
「そ、そんなっ!!」

 マンガと交換って!


(10)に続く

2013/10/22 初版

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