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Doll Master 2.5 〜その後〜 第1話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 絵美は何が起きているのか理解できなかった。
 両手首をビニール紐で縛られて、ハンカチのようなものでさるぐつわまでされている。
 そこはマンションの屋上に通じる非常階段だった。
 目の前にいる男は一仕事を終えたような顔をして、のんびりと煙草を燻らせていた。


 *


 絵美は、自分が住んでいるマンションのエレベーターに乗ると、「すみません、乗ります」と男が走ってきた。
 礼儀正しいし、真面目そうだ。
 マンションでは一度も会ったことはなかったが、絵美は「開」ボタンを押して、男が乗るのを待った。
 近くで見ると、男はひどくブサイクで、おまけに太っていた。
 走ってきたからか、何となく汗臭い。
 絵美はあからさまにイヤな顔をしつつも、「何階ですか?」と聞いた。
 突然、ふ〜〜〜っと息を吹きかけられる。
 絵美は頭に血が上った。

「な! なにするのよ!!」
「まだ何もしてない。これからするんだ・・・もう手足に力は入らなくなる」

 男が言った通り、絵美は四肢にまったく力が入らなくなり、エレベーターの床に倒れ込んだ。
 恐怖に目を見開いた絵美が見たのは、男が鞄からビニール紐を出すところだった。


第2話に続く

2014/06/24 初版

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