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Doll Master 2.5 〜その後〜 第22話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 ミサには悩みも多い。
 主に家庭のことだが、話する相手がいない。
 明日もパートが休みで、ネカフェに行こうと思っているが、また男は来ないだろう。
 それならばと、夫のアホさ加減が増長していて、娘が心配だということをメールに書こうと思った。
 とにかく誰かに聞いてほしい。
 ミサはメールの返信がなくても構わないと思いつつ、びっしりと思いの丈を書いた長文メールを男に送りつけた。
 意外にも数分で返信が来た。
 男からだった。

<ネカフェの近くにあるファミレスで話しませんか。話すだけでも楽になることがあると思いますので、良かったら来て下さい>

 拍子抜けするほど、真人間のメールだった。
 本来の性格なのかもしれないが、変態の金満家を演じていた男と、挙動不審の童貞だった男しか知らないのだ。
 追伸も付いていた。

<P.S. スクロールバーがこんなに短くなっているメールをもらったのは初めてです(笑)>

 ミサは少し恥ずかしくなった。
 “つい長くなった”では済まない文量だったのだ。
 男がスマートフォンでなければ、文章はかなり前半で切れていただろう。

 と、同時に嬉しくもなる。
 まるで友達みたいなメールだ。
 こういうメールの交換はほとんどしたことがない。
 今のミサに一番、必要な心地だった。

 それに明日は会える。
 何のかんの言っても、話を聞いたあとは自分を求めてくるだろう。
 仕方がない男だ・・・。
 勝手に仕方がない男にしておいて、今度はメールを送ったらすぐに食いついてくるように、少し多めに喘ごうか・・・などと考えていた。


第23話に続く

2014/11/18 初版

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