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Doll Master 2.5 〜その後〜 第35話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 ミサはラブホに向かうんだろうと思っていた。
 どんなプレイを望まれるのか分からない。
 さっきの話では、男に変態趣味があるのは確実だ。
 ある程度はさせてあげよう・・・。
 ドキドキしながら助手席で押し黙っていた。
 学生時代に先輩に乗せてもらった車とは違って格段に乗り心地が良く、迫ってくる睡魔と闘いながらも、男は前に10万円を用意したり出来たし、金回りが良いのかも知れないとも考えていた。

 ファミレスの駐車場で車を見たときには驚いた。
 テレビのコマーシャルで見たことがある、新しいミニバンだったからだ。
 相当、稼いでいるんだろうか?
 レディコミに出ていた金満家そのものみたいだ。

 車に揺られながら、ミサがその事を話すと、ちらちらとカーナビを見ながら運転している男が白状した。

「あの日から急に収入が増えたんです。あの時に用意したのは恥ずかしながら家賃用にとっておいたお金なんですよ」

 恥ずかしそうに笑う男を見て、ミサは絶句した。
 家賃が払えなくなったらどうするつもりだったのだろう。
 そうまでして、私としたかったの?
 一回だけなら、それも十分にほぐしてからなら、お尻も許してあげようか・・・。

「実際にはミサさんに会う前から、取引がうまく行き始めたんですが、その後の伸びはスゴイの一言で・・・ミサさんは俺にとってのヤリマンだったのかもしれないです」
「ええっ!?」
「ち、違った! アゲマンですアゲマン! すみません! ほんとにすみません!!」

 この男は本当に格好良さとは無縁だ。
 肝心な時に、最もしてはいけない言い間違いをするなんて。
 それでもミサは、おかしくて目尻に涙を溜めて大笑いした。

「そのヤリマンとしたくて、ラブホテルに行くんですよね?」

 ミサはからかおうとしたのだが、口にする前に家電量販店へと着いたのだった。


第36話に続く

2015/02/18 初版

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