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Doll Master 2.5 〜その後〜 第41話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 ミサは男の人格を讃えた。
 最初の出会いは間違いだったと。
 あれは魔が差しただけ。
 そうじゃなければ、男性特有の欲情に耐えられない状態が、たまたま爆発しただけ。
 私はこんなに娘のことを考えてくれた人にあったのは初めてだ。

 ありったけのボキャブラリーを駆使して、思いを伝えたが、男はただただやめてくれと俯いていく。
 本当に恥ずかしいらしい。

「綺麗だからという理由だけで、催眠術を悪用しようとした最低野郎なんです」

 男は自虐的に笑うばかりだ。
 実はお礼を言われたことがなくて、逃げ出したいほどこそばゆかったのだ。

 これ以上、褒めても礼を言っても、男を困らせるだけだろうと判断したミサは、思い切って、もうひとつお願いすることにした。
 催眠術を使ってもらう。
 これなら、彼も納得してくれるはずだ。
 一番、得意な事で自分を助けてほしかった。

「ミサさんの時間が大丈夫なら喜んで」

 男はミサの「もうひとつお願いしてもいいですか?」という願いを条件付きで承諾した。
 自分は何となれば物凄い暇人だが、ミサはパートも家事も育児もある。
 今日は旦那に任せてあるということだが、聞けば聞くほど安心できない男だ。
 それはミサも心底、同感だった。


第42話に続く

2015/03/31 初版

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