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Doll Master 2.5 〜その後〜 第53話
飯場 正臣 feat.大和武尊

「え、えーと・・・とりあえず策ですが、まずは実践しましょうか」
「はい?」
「分析や実験はあと回しで、先に願望を解放しましょう」
「どうすればいいんですか?」
「やりたい事をやりましょうか」
「?」
「これから簡易催眠を掛けます。すぐに効果が現れますので、部屋を走り回ったり、お風呂に入り出すかもしれません。俺は覗いたりしませんし、なんとなれば部屋を出ていますから、好きなことをして下さい。十分にリラックスできたら、続きに入りましょう」
「はい」

 覗いてもいいですよ?
 ミサは思ったが口にはしなかった。
 なんせ身体の処理は完璧だ。
 それでも、男の気遣いを優先しようと思ったのだ。
 そして、それこそが自分を蝕むストレスの原因なのだろうとも思った。

「それでは、かけますよ。いいですか? はい、ふぅ〜〜〜」

 男は息を吹きかけた。
 プリセットしたのは、自分自身の解放。
 やりたい事をやり、言いたい事を言うだけ。

<ミサさんは自分の望んでいることを出来る。何の遠慮もいらない>

 それだけだった。
 ひょっとしたら、自分は煙草を吸うので息が臭いとか、デブでブサイクとか言われるかもしれない。
 歯に衣を着せなくなるんだから、十分あり得ることだ。
 それは我慢しようと男は思った。
 だって、彼女に悪意はないのだ。

(うん・・・そういうプレイなんだくらいに思ってればいいか)

 男はそう思った。
 この健気な人妻が少しでも笑顔でいられるならそれでいい。
 だが、余計な事を考えている男は、ミサが豹変していることにまったく気付かなかった。


第54話に続く

2015/06/23 初版

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