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Doll Master 3 第32話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 ぐったりした美砂の服装を整えてやると、彼女は自分でマシンの上から下り、肩で息を続けていた。
 がくがくと膝や肩が震えているのは、オルガスムスの感覚がまだ全身を覆っているのだろう。
 男が支えようとすると手を振り払われた。

 二人はずっと無言だった。

 彼女のズボンが黒くなければ、相当に目立っているであろうシミ。
 チーズのような匂いもかなり強く漂っているが、美砂は制汗スプレーのようなものを吹きつけて誤魔化す気のようだ。
 パンツは脱いで床に叩き付ける。
 びしゃっと音がすると、美砂は顔を背けた。

 手持ちぶさたで突っ立っていた男は、何の余裕も演技も出来ず、おずおずと少年のように言葉をかけた。

「か、買った下着・・・出そうか?」

 パンっ!

 美砂の平手打ちが男に当たる。
 視界が一瞬、赤くなるほどの勢いだ。
 かなり痛い。
 美砂の方はしまったという顔をして、放った手を震えながら左手で押さえていた。
 激昂して手が出たものの、弱みを握られていることを思い出したらしかった。

「だ、大丈夫。こんなことで売りさばいたり、ネットに流したりしないよ」

 男は狼狽して地が出ていた。
 悪者になりきれないような、情けない声だった。

「気が済んだでしょ! 勝手に売ればっ!!」

 歯をむき出しにして食いしばり、ブッ殺しかねない目つきで男を睨んだ美砂の目尻には涙が浮かんでいたが、そのままゲーセンの外へと走り出て行った。

 愛液でずっしりと重くなった美砂のパンツを拾い上げた男は、頬をさすりながら、さらに驚愕の事実を認識することになる。

「はうあっ!?」

 確かに興奮していた。
 それは認めざるを得ない。
 美砂がどんな女だろうと、女は女である。
 間近に胸を見たのも初めてなら、好き勝手にいじり回したのも初めてで、ギンギンに勃っていたのは事実だ。
 だが・・・。

「び、び、びびびび、ビンタされた時に!? マジか・・・」

 男のパンツにはタンパク質の塊がたっぷりと噴射されていたのだった。


第33話に続く

2016/04/27 初版

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