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Doll Master 3 第35話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 翌日、予定外のことが起きた。
 例のタクシードライバーが非番だというのだ。
 どうやらタクシー業務というのはダブルシフトと非番の繰り返しで成り立っているらしい。
 とは言え、仲の良い運転手を紹介してくれたので、美砂が来ることに問題はなかった。

<キンコン>

 昼過ぎに部屋のベルが鳴り、ぼんやりしたままの美砂が来た。
 ドライバーも一緒に来たので、多めに渡して釣り銭はいらないと言って帰した。

 白いYシャツに、グレーで薄手のジャケット。
 同じ色のスラックスとパンプスを履いている。
 なぜビジネススタイルなのか分からないが、午前中に用事でもあったのかもしれない。
 化粧をしているので、きっとそうなのだろう。
 ファンデーションもルージュも濃いめで、彼女の意地悪そうなキツイ顔にはよく映えていた。
 本人に自覚がなくとも、いわゆるケバい女の部類に入るだろう。
 男と会う時はすっぴん同然で充分だと言われたのだから、やはり出かけていたのだ。

 それにしてもまたパンツルックだ。
 男は気に入らなかった。
 あれほどスカートにしろと昨日言ったではないか。
 いや、ひょっとしたら洗っているのかもしれない。
 服も下着も一度は水通しするので、一日で乾かなかった可能性もある。
 量もあるし、きっとそうだ。
 男は勝手に納得しつつ、諦めた。

「せっかくだから、楽しむか・・・」

 性格が前向きになってきているな、と男は自分で思った。


第36話に続く

2016/09/13 初版

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