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Doll Master 3 第44話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 男は脱力していた。
 普段では考えられないほどの量を放出したのだった。

 美砂もしばらくは肩で息をしていたが、手コキで疲れただけではなく、かなり興奮したようだった。
 べっとりと手にかかった精液を洗面所で念入りに洗い流し、その後も何度か手の匂いを嗅いでは、ハンドソープをつけて洗っていた。

「(あんなにも一生懸命に洗われると、けっこう傷つくな)」

 男がそう思ったくらいに美砂は洗面所でごそごそやっていた。
 絶頂のピークを迎える時はそれなりに盛り上がっても、実際には弱みに付け込んだ犯罪者なのだから仕方がない。
 甘い雰囲気などなくて当然なのだ。

 男がベッドの上にも垂れてしまった精液をティッシュで拭き取っていると、美砂がバッグを持ってそっけなく言った。

「それじゃ、行くから」
「う、うん・・・」

 バタンとドアが締まり、男は一人になったことを実感した。
 あんなにも切り替えが早いものなのか。
 女性の恐さの一端を垣間見たような気さえしていた。

 のろのろと起き上がり、洗面所に行くと、台の端に薄いピンクのパンツが置いてあった。
 美砂が忘れていったものだ。
 いや、彼女はレディースパンツだかスラックスだかを履いていたはずだ。
 さっきここでごそごそやっていたのは、これを脱いでいたのだろう。
 手に取ってみると、少し湿っている。
 裏返すと汚れがきれいに洗い流されていた。


第45話に続く

2016/11/15 初版

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