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Doll Master 3 第50話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 3D乙とアクセサリー一式、それにモソハソの最新版とP乙P本体の新しい機種まで買った男は、半田にどうしても奢らせてほしいと言い、2人は1時過ぎに牛丼屋に入った。

「夜中の炭水化物はたまりませんな〜♪」

 半田は嬉々として特盛を2杯も平らげ、学生時代に戻ったみたいだと喜んだ。

「いや〜、バカやってた頃に戻ったようでしたわい」
「明日は仕事なのに付き合わせてすみませんでした」
「なんのなんの♪ これぐらいいつでもお付き合い致しますぞぉぉぉぉ・・・あ、ところで明日はどうします?」
「へ?」
「これから帰って、明日の11時にお嬢様のお相手はたいへんなのでは」

 たしかにそれもそうだと男は思った。
 だが、半田も明日はダブルシフトだ。
 何の意味もない気はしたが、男はそれに付き合うべきだと考えていた。
 乗せる客を一人減らすのも忍びない。

 予定通りでお願いしますと言い、そのまま半田はホテルまで送ってくれた。
 出がけに渡した「おパンティー様」をひらひらと振り、彼はそのまま走り去った。

 学生時代に会いたかった。
 男は心の底からそう思った。


 ・・・


 翌日。

<キンコン>

 半田に連れられて美砂が男の部屋に来たのは11時を少し過ぎた頃だった。
 彼女が部屋に入るのと入れ替わりに廊下へ出て運賃を渡し、昨夜はお世話になりましたと男が耳打ちすると、半田はニカっと笑って「ごゆっくり」とおちゃらけた。

「あ、そうそう」
「なんです?」
「オヤカタサマは昨日たいそう楽しそうでしたから、プレゼントに思い入れがあるかもしれませぬ」
「は、はい」
「無下に断られても、たとえその場で壊されても、窓から放り投げられても、キレてはいけませぬ」
「え?」
「せっかく買ってきたのに! とか、せっかく特盛野郎が付き合ってくれたのに! とかは考えなくてもいいということですよ。過程も結果も大切ですが、それはプレゼントそのものではなく、オヤカタサマの気持ちですからね」
「・・・はい。うん、そうですね! はい!」

 2人は握手して別れた。


第51話に続く

2016/12/27 初版

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