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Doll Master 3 第53話
飯場 正臣 feat.大和武尊

「それじゃ出かけるんで、終わったら“帰る”って一言だけメール下さい」
「ち、ちょっと!」
「はい?」
「どこに行くの? 用事でもあるの?」
「別にないですよ。ノートPCを持ってファミレスにでも行きますよ」
「そんなことしなくていいから」
「邪魔でしょ?」
「・・・」
「・・・」
「・・・あんた、私のこと好きなの?」
「ええええええっ!?」
「あっそ」

 心底、驚く男を見て、美砂は苛ついた。
 ここまでしてくれるんだから、少しは好きなのかと思う。
 復讐も痛めつけたりはせず、ただただ痴態を見たがっているようにも思えた。
 自分は人妻だし、相手はヘンタイだから想いはずっと一方通行だろうが、行き過ぎた行為が男の行動に繋がっているのかもしれない。
 それくらいは思う。
 なのに思いっきり驚きやがって、この非モテ!

「好き・・・じゃないと、思います・・・」
「さっきの反応でもう分かったから」

 美砂はため息をついた。
 わざわざ言うなっての!
 これだからデリカシーのない男はイヤ・・・。

「(復讐したくらいだし)」
「でも綺麗だって思ってるんでしょ?」
「それは思いましたが・・・」
「じゃあ、ここにいればいいでしょ。あんたがいないうちに誰かが尋ねてきたら困るし、綺麗な女の人と一緒にいるなんて体験ないんでしょ?」
「それはまぁ・・・」
「このテーブル借りていい?」
「どうぞ」

 美砂は今日もメイクをしており、香水だかコロンだかもつけているようだった。
 ネックレスやイヤリングもしている。
 出かけていたのか、出かける用事でもあるのか?
 男には分からなかったが、たしかに綺麗だと思った。


第54話に続く

2017/01/17 初版

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