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Doll Master 3 第68話
飯場 正臣 feat.大和武尊

「それじゃ、あなたは何もしなくていいから」
「なにをするつもりですか」
「綺麗って言ってくれたじゃない。グラビアでも見てるようなものでしょ。あなたは見てるだけ」
「ふぅ・・・そ、それなら・・・」

 美砂がようやく離れた。
 なんとなく目に妖しい光が宿っているような気もするが、男にしてみれば一安心というところだ。

「あなたはここに寝てるだけ。見てるだけでいいから」
「み、見てるだけでいいなら・・・普通に寝てればいいですか?」
「うん」

 男はベッドに横になりながらも、心臓がバクバク高鳴っていた。
 普段は「あんた」呼ばわりしてくる美砂が「あなた」というだけで興奮させられてしまう。

 美砂は部屋の明かりを落とした。
 光量調整で薄暗くしただけだが、それだけで何とも言えない淫靡な雰囲気が漂う。

「シャワー浴びてきたから・・・ファミレスにけっこういたけどそんなに蒸れてないかも・・・」
「?」

 美砂がベッドに上って、男の胴のあたりで仁王立ちになる。
 そのままスカートをゆっくり捲り上げた。
 シルクサテンの逆三角形が、光沢を放っている。
 なにより驚いたのは、パンストではなく、ガーターストッキングを着けていることだった。
 なめらかな黒地が脚を包み、ストッキングを履いているにも関わらずパンティが丸見えになっていた。

「うぉ・・・」
「ツヤツヤのピンクを履いて着たの。こういうのが好きなんでしょ?」
「う、うん・・・」
「買ってもらったものを見せてるだけよ」
「・・・」
「暑かったからストッキングはけっこう蒸れてると・・・お、思う」
「(さっきから蒸れてるとか蒸れてないとか、なんなんだろう?)」
「見える?」
「み、見えます。あの・・・参考までに聞きたいんですが、DVDは何を借りたんですか?」

 美砂は少し考え込んだ。

「たしか・・・『M男 足責め調教』だったかしら」
「(やっぱりそっち系か)」
「あとは、ガンキがなんとかっていうの。恥ずかしかったんだけど店員さんに聞いてオススメを選んでもらったのよ」
「(顔面騎乗!? 店員の野郎! 顔で判断しやがったなあああああ!!)」
「それから『壮絶フェラテク6時間』と『ヤリまくり痴女』と・・・」
「も、もういいです」

 なんてことだ。
 AVで勉強したってのは本当らしいが、復讐されるための予習のはずが思いっきりドS女用知識を詰め込んできたっぽい。

 もはや目的を果たそうとは思っていなかったが、童貞としては欲望のすべてをぶつける予定だったのだ。
 官能小説やAVで得た知識はそれなりにある。
 犯し抜いて犯し抜いて、気の強い美砂を屈服させ、性奴隷に貶めてやるはずだった。
 男は気が遠くなってきた。


第69話に続く

2017/05/02 初版

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