2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.

Menu / Menu (Frame On)

Doll Master 3 第82話
飯場 正臣 feat.大和武尊

 美砂はお茶を取ってくると言って、ドリンクバーに行った。
 珍しく何か取ってこようか? と聞かれたのでアイスコーヒーを頼んだ。

 男は心臓が高鳴っていた。
 スイッチが入った美砂の色気は凄まじいものがある。
 それに「ふーん」と何やら含むところがありそうな返事をした時は、だいたい陥落させられていたので警戒した。

「(あー、危なかった・・・)」

 迫られたらと断れないのは男の性でもある。
 正直なところ、昨夜みたいに何度も抜かれたら、命の危険まで感じそうだ。
 彼女が新しく取ってきたお茶を飲み干すまではモソハソの話をして、なんとか無事に帰ろう。
 俺はアイスだから一気に飲み干せるし。
 男はそう考えた。

「はい、アイスコーヒー」
「あ、どうも・・・え!?」

 美砂が深蒸し緑茶とアイスコーヒーをテーブルに置きながら、男の隣に座ってきたのだ。

「もう少し向こう行ってよ」
「ち、ちょっとちょっと! 2人で壁に向いてどうすんですか!」
「あらカップル座りもしたことないのね」

 そんな名称が付いていることも知らなかった。
 男は美砂の尻で席の奥へ追いやられてあたふたしていた。

「(早く帰ろうっていうオラの作戦が〜)」

 動転するあまり、思考が若干、半田寄りになっている。
 美砂は男の右腕をがっちり捕らえて、両腕を絡みつかせていた。
 胸の感触がダイレクトに伝わってくるのだが、美砂もわざと押し付けているのだろう。

「あら・・・お爪、ちゃんと切ってるのね」
「へ? あ、ああ、キーボードを打つときに邪魔になりますからね」
「ゴツゴツした指ねぇ・・・」
「・・・」
「指入れさせてあげようか?」
「(だめだ! こやつの罠じゃ! 乗せられてはいかん!!)」
「・・・はぁ」

 美砂がため息をついた。


第83話に続く

2017/08/08 初版

前話へ ≪─≫ 次話へ
書庫に戻る
▲Page Top▲

Profile / Library / Library2 / Gallery / Comic / Column / Occult Post / Kaku-duke / Warehouse / Blog / Link

2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.

inserted by FC2 system