2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.

Menu / Menu (Frame On)

ぼくかの。 第五話
桃乃瀬ゆかり

 ボクは、こんなにも一生懸命に何をしているんだろう。
 固めのスポンジでステンレスの湯船をゴシゴシ擦る。
 足元のタイル部分を磨こうと、思わず洗剤だらけの浴槽によりかかってしまい、服も腕も顔も洗剤の泡だらけになってしまっていた。

「いいですか。補習授業の条件は、明日は真っ直ぐ家に帰ってくる事です。あと、必ずお風呂の掃除をしておくように」

 昨日のえっちなテストのあとで、お姉ちゃんに言われた通りにお風呂の掃除をしている。
 これがどうテストに関係をしてくるのかは解らないけど。
 もしかしてお姉ちゃんがお母さん頼まれたお風呂掃除をボクにやらせているだけかもしれない。
 お姉ちゃんの言う事を全部、真に受けるなんて、はっきり言って馬鹿馬鹿しいとは思うのだけど、それでもボクはお風呂を洗っている。
 始めた以上はミッションの完全攻略をしなくちゃって思ったからだ。



ボクと智秋お姉ちゃん2



「・・・ヒロくんが倒れた時って、もやもやして胸が苦しくなったんだよね? それって、やっぱり私との・・・あれが原因・・・だよね。あ、あのね。わ、私で手伝える事があったら遠慮なく言って。・・・その、もうちょっとエッチな事とかでも・・・私は大丈夫だから」

 って、少し天然ボケなのか、実は全部、見抜かれているのかわからないけど(たぶん後者の可能性が高そう)、貧血で倒れたボクを気遣ってくれた由衣ちゃん。

「ねーねー。弘樹きゅーん。この前は何で逃げ帰っちゃうんだよ。先生はすごーく寂しかったぞぉ。それでね、またおちんちんの治療が必要なら、遠慮しなくていいからちゃーんと私に言うんだぞぉ♪ にゃははっ〜」

 って、きっとお姉ちゃんに頼まなくてもオナニーについてたずねればニヤつきなら何でも教えてくれる・・・(いや、それ以上の事までしてくれるに違いない)だろう朋子さん。

「あんたさあ、栄養不足なんじゃないの。もし、よ、よかったら家に晩ご飯食べに来なさいよ。・・・いつでもいいからっ。か、勘違いしないでよねっ! ハンバーグいっぱい余っちゃってて困ってるだけなんだから・・・。それに、部屋もちゃんと綺麗にしたし・・・」

 って真っ赤になりながら声をかけてくれた(彼女は案外、純粋にボクの健康を心配してくれているのかも)理恵ちゃん。

「朕は神聖ぱんつ帝国の初代皇帝ケンイッチー=パンティーヌス1世である」

 健一はいよいよ深刻な状況に育っている。

「さあ、宰相のヒロよ。ぱんつ千年帝国樹立を目指して共に・・・って、聞けよヒロ! 無視かよ」

 関わってると頭痛がしてくる・・・。
 いつの間にか宰相にされてるし。

「お前はもうオパンツサマを卒業してしまうのかっ! ぱんつ卒業、女体入学なのか!? ぱんつGraduationで大人の階段のぼっちまうのかよ・・・」

 身もだえながら、大声で教室中に謎の卒業・入学を語るパンティーヌス1世が肩を掴んでゆさゆさと揺すってきた。
 実際、女体入学な気がするけど、こっちを見てる生徒も多い中で「そうだ」とも言えない。

「なぁ、ヒロ答えてくれ。お前はおぱんつより具がいいのか? お○○この具がっ! オレだって見たいっ、嗅ぎたいっ、ナメナメしてえええええ〜」

 ついに発作が始った。
 健一、おまるまるこって何だよ?
 何も言う事は無いから、早く病院に行こう。
 ボクのクラスメートは深刻なエラーが発生してしまった。
 病院に連れて行っても治るかどうか・・・。
 いや、むしろ病院が来い!
 もしくは、黄色い救急車に迎えに来てもらうしかないのかもしれない。


・・・


 今日はそれらの誘いを全部断って、ボクは真っすぐに家に帰って来た。

「お、感心感心だ。ちゃんとお風呂掃除してるね。約束どおりだ」

 学校から帰って来たお姉ちゃんは、中学校のセーラー服に薄い鞄を持ったまま、お風呂場まで様子を見にきた。

「一応、約束だからね」
「あらあら、そんなにHな事が知りたいんですね。えっちなヒロくんは」

 小ばかにしたお姉ちゃんの口調に一瞬カチンと来る。
 お姉ちゃんが何か交換条件を出した後、こっちが実行した後でなかったことにするのは昔からよくあった。
 このお風呂掃除にしても、結局からかわれただけというのは十分にありえる。
 そんなのも承知の上でお風呂掃除もしたんだけど。

「やり始めたらお風呂掃除も案外面白かったよ。お母さんの大変さがわかったし」
「ふーん・・・本当に、ヒロくんはマジメなんだね」

 それだけ言うと、お姉ちゃんはそのままお風呂場から出て行って、自分の部屋へと駆けて行った。
 シャワーの水で、泡を落とす。
 これでお風呂掃除も終わりだ。
 あとは本当にお姉ちゃんが約束どおりにもう一度チャンスをくれるのを待つだけだ。

「よしよし、お風呂掃除終わったんだね。じゃあ、さっそくお湯入れておいて」

 一通りの掃除を終えて、タオルで足を拭いていたところへ、お姉ちゃんが風呂場に戻ってきた。
 着替えて来たのだろうけど、着替えたというよりは制服を脱いだだけの格好だ。
 白いシャツの下からは、昨日のとは違う、水色っぽいぱんつが少しだけ見えている。
 うわ。
 ちょっと、ドキドキしてきた。

「え、もうお風呂なの?」

 ぱんつに気を取られているボクの横を通り過ぎて、お姉ちゃんはお湯の出る蛇口をひねる。

「もう? だって、その為にお掃除してたんでしょ? お湯は半分くらいでいいからね」
「・・・うん」

 補習授業が一体何なのか、お姉ちゃんが何を考えているのか。
 ようやくボクにも理解が出来た。


・・・


「ヒロくん。早く入っておいでー」

 お風呂場特有の篭った音程で、お姉ちゃんの声が聞こえてきた。
 服を脱ぐのが恥ずかしいとかで、ボクだけ脱衣所の外に追い出されていたのだ。
 昔は普通にしていた事なのに、今では物凄くドキドキするのが不思議で仕方がない。
 お風呂場の戸を開けると、そこには誰か知らない、違う人が居るような気がした。

「ふふっ。今脱いだばっかりのぱんつ漁ったりしないでよね。やったら怒るよ」
「しないよ! そんなこと!」
「えー、本当は興味あるくせに」

 そもそも、お風呂場の戸が全開で、脱衣所が丸見えなのに出来るわけもない。
 それでもやっぱり少し気になって、服を脱ぎながら脱衣籠の中をちらっと横目で覗き込むと、さっきまでお姉ちゃんが着ていた白いシャツの上に水色のぱんつがわざわざ、「どうぞ、ご自由にお持ち下さい」とばかり無防備にくしゅっと置かれていた。
 この水色っぽいぱんつがついさっきまでお姉ちゃんのあそこを覆ってたんだと思うと、思わずおちんちんがピクッて反応してしまう。
 ・・・何の罠だよ、これ。
 おちんちんが大きくなってしまったせいで精神的にも、物理的にもぱんつが少し脱ぎにくくなってしまった。

「これって、恥ずかしいんだけど・・・」
「男の子は、小さなことは気にしない。早くしないと、お母さん帰ってきちゃうよ」

 確かにそうだ。
 お母さんは普段は帰って来るのが遅いけど、急に早く帰ってくることも十分に考えられる。
 こんな危険な事は早めに終わらせた方がいい。

「なんで、おちんちん隠すの?」
「恥ずかしいし」

 後ろを向いて、パンツを脱いだ。
 どちらにせよ結局はお姉ちゃんに裸を全部見られるのは解っている事だけど。
 でもやっぱり、じろじろと見られるのは嫌だ。
 お姉ちゃんの裸は・・・やっぱり見たい。
 こんなこと言ったら卑怯だって言われるだろうけど、お姉ちゃんの前で裸になるなんて恥ずかしかった。

「あのね・・・」
「うん」

 少し大きな声。
 水音にかき消されながら、お風呂の壁にお姉ちゃんの声が響いた。

「はずかしいとかは、なしにしようね?」

 湯船の中で立ち上がったお姉ちゃんは、おっぱいもおまたの部分も隠していない。
 まるで子供の時のような振る舞いだけど、ボクの智秋おねえちゃんの体は、もう大人の女の人と変わらない感じだった。
 もっとも、お姉ちゃんのおっぱいは、昔見たお母さんのおっぱいよりもずっと大きい。
 お姉ちゃんのおまたの部分も、記憶と違ってお母さんや朋子さんみたいに毛が生えていた。
 ただ、朋子さんと違って前の方までお尻のようなワレメになっているのが、うっすらと見えていた。
 そのワレメをなぞるように、お姉ちゃんの毛は女性器を包んでいた。

「ほらっ」

 両手を広げたまま、お姉ちゃんが言う。
 昔、お母さんに、わがままを言うたびにこんな風に諭されたのを思い出して、少しばかにされたような気がした。

「・・・わかったから」
「ふふ。素直でいい子」

 お姉ちゃんの方を向いたあとも、まだボクはおちんちんを手で隠していた。
 だけど、ボクのおちんちんはもうボクの手に収まろうとはしていなかった。


・・・


「でわでわ、まず何について知りたいのかな」
「え・・・」

 昔は一緒に入れたのに、今では随分と窮屈になってしまった。
 二人とも体を折り曲げて、重なるようにして入ったお風呂中では、どうしても体同士がくっついてしまう。

「あらあら。補習授業なのに、質問も用意していないのですか?」
「え、だって・・・」

 お姉ちゃんの手が、お湯の中でボクのおちんちんを掴む。

「ふふ、もっとお仕置き、必要かな?」
「やだっ! やめて・・・」

 お風呂に入る前に、お姉ちゃんにおちんちんを石鹸で洗われた感触がまた戻ってきた。
 皮を剥かれて、その中まで石鹸で擦られた時には、どうかなるかと本気で思った。

「じゃあ、質問して下さい」
「う、えっと。なんでお姉ちゃんのおっぱいって、穴になってるの?」

 気が動転していたのか、不意を突かれたせいか。
 まるでよくわからないことを口走ってしまった。
 全く「テスト」には関係のない事だ。
 けど、やっぱりボクはお姉ちゃんのおっぱいも気になっていた。
 お姉ちゃんのおっぱいはとても大きくて、ありえないくらいに柔らかそうだった。
 けど、おっぱいの先はというと、肌色が濃くなっている所の真ん中がぽっかりと埋まっていた。

「あのね。ヒロくん」
「は、はい?」

 お姉ちゃんの手に力が篭る。
 声が少しきつい。

「もし、将来。ヒロくんに好きな人が出来て、その子とえっちな事をしたとして」

 一瞬、間が空く。

「そういうことは、言っちゃいけないからね。女の子は結構、体の事を気にしてると思うから」
「ご・・・ごめんなさい」
「でも、まあせっかくだからちゃんと教えますね。これは陥没乳頭といって、第二次成長の時に、胸の発達が人よりちょっと急激だと、乳腺の発達より早く乳房が大きくなってしまう場合があるの。すると乳首がこうして乳房に埋まってしまう場合があるそうです。清潔にしておけば授乳の機能には何の問題もないんだそうですよ。ただね、見た目があんまり良くはないので気にしてコンプレックスに感じている女の子だっているという事です。わかりましたか?」
「う、うん。ごめんなさい」

 陥没乳頭?
 乳腺の発達?
 コンプレックス?
 良くわからない単語も多かったが、聞いてはいけない事を聞いてしまったのは、自分でも解っていた。
 急に聞かれて思わず言ってしまったけど、言った直後から後悔してしまった。

「じゃあ、もうしませんという事ならもうちょっと詳しく教えてあげるね。おっぱいの先にある乳首って、刺激をあたえるとコリコリと固くなるの。そうすればお姉ちゃんみたいな乳首でも、普通のおっぱいになるの。わかった?」
「刺激って?」
「本来は赤ちゃんに母乳を与えるための機能だから・・・赤ちゃんにおっぱいを揉まれたり、吸われたり・・・なんだけど。赤ちゃんじゃなくても、えっちな事をされるとコリコリとしてくるの」

 えっちな事。
 一瞬、由衣ちゃんとこんな風に裸同士で密着する姿を想像してしまった。
 恐らくは朋子さんに教わったような事なのだろう。

「はーい。先生」

 意味もなく生徒を気取ってみる。
 そういえば、昔はよくこうやってお風呂に入って、掛け算の練習とかしてたっけ。

「よろしい。ほかには?」

 気を良くしたのか、お姉ちゃんが胸を張る。
 お湯の中で、お姉ちゃんの蕩けるように柔らかいおっぱいがふにっと、僕の手を押しつぶした。

「じゃ、じゃあ。エッチな事って? どんな風な事をするの?」

 うすうすは気付いている。
 というよりも、恐らく今ボクが、お姉ちゃんにしたいような事をするのだろう。
 おっぱいを触ったり、あと、ちょっとだけ吸ってみたい。
 赤ちゃんみたいだと馬鹿にされそうだけど、本当のことを言うと馬鹿にされてもいいからお姉ちゃんのおっぱいに吸い付いてみたかった。
 あとは、挿入とか、射精とか。
 こっちはどんな風なのか想像もつかないけど。

「フェラとかクンニとかがやっぱり基本かな。あとはおっぱいをさわっりとかのペッティング」
「クンニって何?」

 耳慣れない単語だけど、記憶にはあった。
 確か昨日のテストでこれが出てきた。
 お姉ちゃんが言うくらいだからきっと物凄くエッチな事なんだろう。

「クンニリングス・・・おまんこの部分を舐めること」

 なんとなく解った。
 けど、一応聞いてみる。

「おまんこって、女性器?」
「だから、第二次成長を経て成熟したおっぱいも女性器と呼べる部分なんだそうです。おまんこっていうのはねえ・・・ここのこと」

 いたずらっぽく勿体つけたお姉ちゃんが急に立ち上がった。
 ザバっとお風呂場に水音が響き、水かさが一気に胸の辺りにまで下がる。
 座ってる僕の目の前に、お姉ちゃんの女性器・・・じゃなくて「おまんこ」が姿を現した。

「ここはね。大陰唇とか小陰唇とか膣とかクリトリスとか色々と部位があるけれど、全体を指しておまんこっていうの。語源はわからないけど、股間にある女性器部位を総じた俗称です。ここのあたりを舐められると・・・すごく気持ちいいんだって。ほら、真ん中のくにくにした部分に穴があるでしょ。ここがセックスの時に、おちんちんを入れるところ。赤ちゃんが生まれてくるのもここなんだよ」

 おまんこのまわりの毛から水が滴り落ちて、ぽたぽたと音を立てている。
 お姉ちゃんの解説に何も言う事ができず、ただ水に濡れたお姉ちゃんの毛を眺めていた。

「・・・これじゃあ、ちょっと・・・見えにくいかな。・・・もっとよく、見てみる?」
「・・・。」

 うつむいたまま、だまって頷く。

「お返事は?」
「・・・はい」

 叱られたときのようなやり取りが、なんとなくおかしかった。

「・・・はい、どうぞ」

 お姉ちゃんは少し震えた声でそう言うと、片足を湯船の淵に置いて、お姉ちゃんはボクの目の前でガニ股になった。
 毛は上の方の半分くらいにしか生えていなくて、下のほうははっきりと割れている所が見えた。
 けど、ずっと昔、まだお姉ちゃんと毎日一緒にお風呂に入っていた頃に見た時とは随分と違って見えた。

「あの、ここ。ちょっと、さわっても・・・いいの?」
「え・・・あ、うん。いいよ、だって開いてみないと見えないでしょ」

 おまんこのお肉が包まれている土手の部分を触ってみると、お姉ちゃんのワレメは見た目よりも柔らかくて、両手を添えるとぷにゅぷにゅっとしていた。
 そのまま両手の親指を広げると、ワレメの中がぱっくりと広がり、赤い突起物がぐにゅっと頭を出した。

「えーとね。両手を添えているのが大陰唇で上の方にあるこりこりしてるのがクリトリスです。教科書では陰核と説明されている部分です」

 ワレメに添えられた僕の両手の上から、お姉ちゃんの指がワレメの上の方にある突起物を指差した。
 理恵ちゃんのぱんつに顔を埋めた時と、朋子さんの・・・おまんこを舐めた時。
 僕が口にくわえた突起の正体は、このクリトリスだろう。
 朋子さんのを下から見たときはよく見えなかったけど、こうして指で広げられたお姉ちゃんの割れ目の中にあるクリトリスは、はっきりと形がわかるくらいによく見える。

「これって、何するところなの?」
「さあ? 用途までは教科書には無かったので不明です。神経が集中している部分と書かれていました」

 あっさりと返された。
 どうしてこんなのが女の子に付いているのか、気になっていたのだけど、その理由はお姉ちゃんにもよくわからないようだ。
 ただ、朋子さんも理恵ちゃんも、ここを口でくわえたときに物凄く反応していたのは解っている。
 お姉ちゃんや由衣ちゃんも、ここを吸ったらあんなふうになるのかな。
 やってみたいけど怖くてできない。

「何かすごいよね」

 お姉ちゃんのクリトリスをもっとじっくり見てみようと、指で広げてみた。
 頭の部分の以外は皮で包まれたお豆のような感じになっていて、指でそっとつまんでみると、根本にコリコリとした確かな手触りがあった。

「・・・んっ、あっ」

 急にお姉ちゃんが、ぶるぶると体を振るわせた。

「ゴメン、痛かった?」
「ううん、大丈夫だけど・・・ここは、すごく敏感だから。触る時は、あんまり力は入れないでね。その、・・・優しく、なめ・・・」
「それじゃあ、おしっこってドコから出るの」
「あ・・・。えー、おしっこ? ・・・おしっこはねぇ・・・ここら辺かな」
「えーと、どこ?」

 お姉ちゃんが両手でワレメを、くにっと開いて見せてくれた。
 けど、穴の所は赤くてぐにゃぐにゃしているだけで、全然解らない。

「クリトリスの下の辺り・・・このへんだけど、見えない?」

 もう一度、開いた割れ目の真ん中をよく見てみる。
 けどやっぱり解らないものは解らない。

「違うわよ、そこは膣。さっきもいったけど赤ちゃんが生まれる所でおしっこの出る所じゃないわ」

 体を少し反らして、お姉ちゃんが割れ目を大きく開いた。
 その部分は体の中まで続きそうな穴が開いていたけど、奥のほうはすぐに曲がり角になっていて中までは全然見えなかった。
 手で開いてみようかと思ったけど、お姉ちゃんの両手が邪魔で、手を置く場所がない。
 そのお姉ちゃんの中指が、陰核の辺りをくにくにと押さえていた。
 もっと、おもいっきり顔を近づけてみる。

「ヒロくん、ちょっと顔が近すぎです」

 桃とアロエのボディソープの凄く良い香りがする。
 ただ、さっきお姉さんが赤ちゃんが生まれてくる穴と言っていた、赤いぐにゃぐにゃした部分から微かにお刺身みたいな匂いがした。

「ここ、ちょっと生っぽい匂いがするね」
「・・・そういう事も言ってはいけません。あそこの匂いって気にしている子が多いんだからね。ヒロくん・・・お姉ちゃんのここ臭いかな?」

 お姉ちゃんがそう言った瞬間、赤ちゃんが生まれる穴の奥のぐにゃぐにゃとした部分が少し震えて、全体的にじんわりと湿ってくるのがわかった。
 とっても胸が締め付けられるような微かな匂いが強くなった気がした。

「そんなに臭くはないかな。・・・ちょっと生っぽい匂いだけど嫌じゃないよ。なんか凄くエロい匂い」
「・・・バカ」
「ねえ、ここの膣の部分がぬるぬるしてきたけど。もしかして、ちょっとおしっこ出ちゃった?」
「出てません! バカヒロっ」

 でもさっきから、お姉ちゃんの息が少し荒くなっている。

「えーと。やっぱりおしっこの穴はよくわからないんだけど」
「えー。なんで? こんなに目立つのに?」

 お姉ちゃんが抗議の声をあげた。
 何故かよくわからないけどそわそわしているというか、何かを急いでるような感じだった。

「ああ、もう。ちょっと、冷えた。トイレに行ってくる! すぐ戻ってくるからそれまで待ってて」
「あ、ちょっと待って!」

 急に浴槽から立ち上がり、お風呂場の引き戸に手を掛けたお姉ちゃんを呼び止めた。
 内股になって、ワレメの辺りを押さえたお姉ちゃんの目が少し怖い。
 モジモジと我慢しながら困った顔でこっちを見ている。

「なに!? おまんこはまた後で見せてあげるからいいでしょ?」
「え、えっと・・・その」

 言いにくい。
 けど、今言わなきゃいけない。

「もう行くよ」
「・・・おしっこ、見せてよ」
「・・・い?」
「女の人の・・・お姉ちゃんのおしっこって、どこから出るのか・・・ちゃんと見せてください」
「ちょ! ちょっとダメだよ。そんなの恥ずかしいでしょ?」

 お姉ちゃんが困り顔で言う。
 けど、怒っていないし、そもそも本当に嫌なら話すら聞かないでどこかに行っちゃうのが普通だ。

「でも、先生。僕は本当にここからおしっこが出るのか解らないんです。出るんだったら確かめさせてください」

 熱心な生徒を気取ってみる。
 内股でおまんこを抑えながら、そわそわと待っているところを見ると、もしかしたら聞き入れてくれるかもしれない。
 そんなことを考えていた。

「やだよ、そんなの無理に決まってるでしょ。絶対に嫌」
「質問を用意してなくて怒ったのは、お姉ちゃんの方だよ」
「でもさ、ヒロの前でおしっことか、物凄く恥ずかしいでしょ。そんなの嫌だよ・・・」
「恥ずかしいとかナシにしようって言ったのもお姉ちゃんだよ。これって勉強だし」

 強行突破を試みたお姉ちゃんのいく手を、お風呂場の引き戸を押さえて阻止した。
 おなかを押さえて片手がふさがっている分、こちらの方が優位だ。

「テストの問題。女の人のおしっこがどこから出るのかって出題したのお姉ちゃんだよ・・・だから正解を教えてください」

 少しの沈黙の後、お姉ちゃんは困ったような表情で頷いた。

「・・・わかったわよ。ヒロがそこまで見たいなら見せるけど」

 少し怒ったような困ったような表情をしながら、お姉ちゃんが浴槽に足だけ入れて腰掛けた。
 そのままお尻を後ろにずらして、膝で浴槽の淵を挟むようにお尻を突き出して足を拡げる。

「それだと、お湯におしっこが入らない?」
「・・・下に出るから大丈夫だと思う。ほら、見るんだったらここから覗いてていいから」

 浴槽の淵にアゴをのっけて、お姉ちゃんのおまんこのまん前から覗き込んだ。
 目の前にはお姉ちゃんの毛の生えたワレメがある。
 これなら確かにおしっこはよく見えると思う。
 でも、ボクが見たいのはおしっこじゃなくて、おしっこが穴から出るところだ。

「お姉ちゃん。やっぱり正面から見ないと、出るところがわからないんだけど」
「・・・最低! 変態! 馬鹿ヒロ!」

 浴槽の淵の上で、湯船に背を向けてしゃがんだ格好のお姉ちゃんがボクを罵った。
 バランスを崩さないように浴槽と壁に手を付いていなければ、その拳はボクの頭に振り下ろされていた事だろう。

「うん。やっぱりこの方がよく見れそう」

 おしっこの見せ方を二人であれこれ考えた結論がこれだった。
 これならしゃがんでも影になる事がなく、お姉ちゃんのおまんこを見ることが出来る。
 おしっこが出るところを真正面から見るにはこうするのが一番だけど、お姉ちゃんにしてみれば物凄く恥ずかしいポーズだろうな。

「ちょっと、顔近過ぎない? ・・・かかっちゃっても知らないからね」
「だってお姉ちゃんの両手ふさがってるし。それにこうして広げてないと肝心の出る場所が見えないし」

 ボクはお姉ちゃんのワレメを指で開きながら言った。
 お姉ちゃんはさっき、おしっこは下に向かって流れるって言っていた。
 それなら別に心配するほどの事でもない。
 顔におしっこは・・・実は理恵ちゃんので体験済みだったし。
 理恵ちゃんのおしっこを浴びながらボクはびゅくびゅくと射精をしたんだ。
 もしお姉ちゃんのおしっこを浴びたらボクのおちんちんはどうなるのか・・・実はちょこっと、興味もあった。

「じゃあ、するからね」
「あ、うん。していいよ」
「・・・」
「・・・まだ?」
「・・・もうちょっと。ああ、もう。出そうになったら言うから。かかりそうだったら絶対に避けてよね」
「我慢できないって、さっき言ってたのに」
「こんな風に見られて、普通に出るわけないでしょ。もう、変態バカヒロ」

 さっきから、お姉ちゃんの悪口が単純になったなと、意味もなく考えてしまった。
 そういえば昔、口げんかしたときに、僕が幾らお姉ちゃんの悪口を言っても、平気な顔をしたお姉ちゃんを見ると余計に頭にきてたっけ。

「あ、今クリトリスの所がぴくぴくってなった。もう少し・・・かな?」
「っるさい! エロヒロ」

 お姉ちゃんの顔がすごく真っ赤になっているのがわかる。
 のぼせたせいでないのは確実だろう。

 ちょろ、しぱ・・・たぱたぱ・・・。

 ワレメの中のビラビラしたところ。
 クリトリスと膣の間あたりの平らなところにある小さな針で突いたような穴が膨らんで、突然おしっこが溢れ出してきた。
 ここまではお姉ちゃんの言ったとおりだったけど。

 びゅ、しゅわわ、ぷしゃぁああああ・・・。

 瞬間。
 グループフルーツとかオレンジなどの柑橘類をむく時に皮の部分から汁が飛び散った時に似た衝撃を顔中に受けた。
 少しツンとしたレモンに似たフルーティな匂いがあたりに広がる。
 下に出るって言ってたのに。
 お姉ちゃんのおしっこは、まるでお皿に当たった流しのお水のように飛び散り、飛沫が舞い上がった。

「あ、あれ!? いやだ、どうして」

 柑橘系の爽やかな匂いから、だんだんとボクも知っているおしっこ独特のアンモニアの香ばしい濃厚な匂いが強くなっていく。
 ボク、お姉ちゃんのおしっこを浴びているんだ。
 広げていたおまんこ思わず手を離す。
 それまで飛び散っていたおしっこはまっすぐ束になってボクの顔にも降り注いだ。
 目はしっかりと閉じたけど、少し口の中にも入ってしまう。
 理恵ちゃんの時とは少し違う、もっと苦くて、えぐくて、しょっぱくて、だけどゾクゾクするようないやらしい味がした。

「ああ、あれあれ。ヒロくんごめん!」

 手が離れたあと、お姉ちゃんのおしっこは勢いをゆっくり弱めながら僕の体に降り注いでいる。
 ちょうど胸の辺りがすごく温かい。
 浴槽から出て冷えていた体に当たる、お姉ちゃんから出てているおしっこシャワーはとても心地良く感じた。
 ドキドキと鼓動が凄く速くなっているのが自分でもわかった。
 朋子さん、ボクはやっぱり変態さんのようです。

「やだっ! ごめん。止められないよー」

 バランスを崩して倒れ込みそうになるお姉ちゃんの体をぎゅって抱きしめて支えながら、ボクはお姉ちゃんのおしっこの味と香りと温もりに包まれて、凄く興奮しておちんちんがガチガチに固くなってしまった。
 しばらくの間、お風呂場にお姉ちゃんのおしっこが出る音と、ぱちゃぱちゃと零れ落ちる水音だけが響いた。


・・・


 結局、お姉ちゃんのおしっこは湯船の中にも流れてしまっていた。

「お風呂、汚れちゃったね」
「・・・お風呂とかもう、そういう問題ではないです。でも、本当に口には入ったりしなかったの」
「それは大丈夫だった」

 嘘です。
 しっかりとお姉ちゃんのおしっこの味を覚えてしまいました。
 美味しくはないな。

「でも、もうちょっと良く観察したかったな。また見せてね」
「うるさい、バカヒロ。いい、お掃除はぜーんぶヒロくんのお仕事だからね?」

 おしっこが飛び散ってしまった以上、今度は洗い場もスノコの下も全部掃除しなきゃいけない。
 シャンプーで頭まで洗われて、全身をシャワーできれいに流された後で、お姉ちゃんが冷たく言い放った。

「・・・けど、その前にボクもトイレ行ってくる」
「あらあら、どこ行く気?」

 お姉ちゃんの腕が、僕の首に回った。
 背中に当たったおっぱいが柔らかくて一瞬ドキっとしたけど、それどころじゃない。
 実はずっとお風呂の外にいたから、体が冷えてボクもおしっこも我慢の限界に近かったのだ。

「何、お姉ちゃん!?」

 首をぎゅって絞められながら、何とか声に出す。

「男の子のおしっこって、どういう風にするんですか? お姉さんはよーく見てみたいな〜♪」
「えー、マジで」
「マジですよ。それに・・・ヒロくんのおしっこじゃないのが出ちゃう瞬間も・・・見ちゃうからね」

 目を細める、あの微笑みを向けられたボクは、逆らえずに黙って頷いていた。
 どうやらボクの智秋お姉ちゃんも十分にアブノーマルな人だったようです。


第六話に続く

2010/07/12 初版
2010/08/23 『Aliceの図書館〔新館〕』にて掲載

前話へ ≪─≫ 次話へ
書庫に戻る
▲Page Top▲

Profile / Library / Library2 / Gallery / Comic / Column / Occult Post / Kaku-duke / Warehouse / Blog / Link

2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.2010-2016 (C) e+- - All Rights Reserved.

inserted by FC2 system