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二人の時間 〜Refrain〜 第二話
桃乃瀬ゆかり

 ぼくと二人だけの時は、普通の女の子以上に可愛い男の娘。
 だけれど教室での蒼は、相変わらずクールで無口な男子生徒のままだった。
 休み時間も自分の席で読書をしている事が多かったし、給食だっていつも一人で食べていた。
 最低限の挨拶や会話はしているようだったけれど、ぼく以外のクラスメイトと仲良くなる事はなかった。
 ただ、女の子っぽい顔立ちだと言うことは、整った顔な訳で。
他のクラスや、上級生の女子から告白をされる事が、しばしばとあった。
 とは言っても、蒼は当然というか、女子とは付き合う気は無いらしく(聞いてみたら、やっぱり女の子は苦手だと言っていた。それって男の子が好きという事なんじゃないか)片っ端から断ってしまっていた。
 こんな調子だから、蒼に対するクラスの男子達からの評判はすこぶる悪い。
 本人は気にしている様子はないのだけれど、やっぱり心配になって二人きりの時に聞いてみる事にした。
 もちろん、可愛い女の子の衣装を身に纏った蒼は、クールで無口とはほど遠い、おしゃべりでエッチな男の娘なんだけど。
 今も自分のベッドの上で、ご機嫌そうにゴロゴロとしている。
 久しぶりに、蒼の両親から遅くまで帰って来ないと連絡があり、夜まで二人の時間を楽しめるからだろう。
 今日の衣装はキャミソールにホットパンツなのでそれほど女の子っぽくはないけれど、しっかりとロングのウイッグを装着している。

「だってさぁ。アキという恋人がいるのに、他の女子と付き合うのって不誠実でしょ」
「いや、別に女子と付き合えとは言ってないけどさ。・・・もう少し男子グループの輪に入ってみるとか」
「えー、アキはぼくが他の男の子と仲良くしてて平気なの?」
「普通に仲良くしているのは、平気だけど」
「ふーん」
「蒼だって、ぼくが他の男子と一緒に給食を食べてても怒らないだろ」
「実はけっこう、タカヒロやダイスケに対してやきもち妬いてるんだけどなぁ。アキは気が付いてなかったんだねっ」

 そう言って蒼は嘘泣きの真似をする。
 にやにやしているから明らかに嘘だよね。
 でも、やっぱり少し心配になってしまう。

「あ、あいつらは、蒼が引っ越してくる前からの友達で。急に一緒に食べなくなるのも変だし、その・・・」
「うそぴょん。わかってるよーん。アキって浮気が出来るほど器用じゃないもん」
「何だよ浮気って。ぼくは、蒼が誤解されているのが嫌だから言ってるんだよ。こんなに良い奴なのに、お高く止まってるとか、格好付けているとか、陰口を言われてるのって本当に悔しくて・・・」
「ねえ、アキ」
「なに?」
「ぼくにはアキがいてくれる。こんなぼくを好きだって言ってくれている。それで、ぼくは十分に幸せだけど」

 そう言ってニッコリと微笑む蒼、この笑顔を独り占めできるのは幸せなことなのかもしれない。
 でも、蒼にとっては良いことなのだろうか。

「蒼・・・」
「それにさぁ。こう身構えてないと、つい口調も女の子言葉になっちゃうしね。地を出さないってなかなか難しいんだ」
「そういうものなの?」
「んー。ダンサーのka●a.ちゃんって知ってる? やっぱり、それが悩みでd●sとして活動をしていた時代には、ずっと無口でクールなキャラで通してたらしいよ」

 ・・・蒼くん。ずいぶんとマニアックな人選ですね。
 確かその人って、有名なオネエキャラの人だよね。

「でも。蒼はちょっとくらい、地を出した方がいいんじゃない」
「女の子っぽい。気持ち悪い。って言われて、前の学校じゃすごくからかわれたんだよ。・・・やっぱり、こういうのって理解されないから」
「確かに。クールな蒼が、急にクラスの皆の前で『んふふ〜、ぼくのお口におちんちんミルクいっぱい出してね』とか言い出したら、ドン引きされちゃうね」
「ひどーい。アキの意地悪ぅ。アキ以外の人にそんな事は絶対、言わないよっ! バカな事を言ってると、もうアキの苦くて不味いおちんちんミルク、飲んであげないんだからっ」
「いいよ。別に・・・。だって、そんな事をしなくても、ぼくは蒼がそばに居てくれるだけで幸せなんだから」
「んふふ〜。でも、本当にいいのかなぁ。この前『ごめんね、蒼が可愛すぎるからどぴゅどぴゅが止まらないよぅ』って言いながら。ぼくの頭をしっかり掴んで。喉の奥深くに、思いっきり三日分の特濃ミルクをぶちまけた人の言葉とは思えませんねぇ。あれは、さすがに辛かったんだけどねぇ」

 う、確かに。
 あれは酷いことをしたと思ってる。
 涙目になりながらも、ぼくのおちんちんを喉の奥まで必死に受け入れてくれている蒼を見ていると。
 いつも以上に興奮してしまって、ついあんな事までしてしまった。

「蒼くん。ごめんなさい」
「謝らないでいいよ〜。アキがいっぱいいっぱい気持ちよくなってくれたから、ぼくはとっても嬉しかったよぉ」

 ニコニコっ。

 やばい、蒼の笑顔は可愛すぎる!
 いけないいけない。
 また、すっかり蒼のペースにのせられている。
 もっとクラスの男子と仲良くしようって、話をしようと思ったんだけど、なぜか話はエッチな方向に向かってしまう。

「いやだから、そうじゃなくて」
「なに? もう、ぼくのお口にどぴゅどぴゅしたくなっちゃった?」
「いや、だからね」
「久しぶりだもんねー。けっこう溜まってるでしょ? そこに横になって、ズボンとぱんつ脱いでねっ」
「・・・」

 とりあえず、もう少し落ち着いてから話してもいいか。
 実は蒼の部屋に来てから、エッチな期待におちんちんはぱんぱんになっているし。

「ほらっ、早くぬぎぬぎしてっ。・・・ぼくもアキのミルクが飲みたくなっちゃった」

 結局、いつもの蒼のペースだ。
 それに従ってしまう情けないぼく。

「お願いします」
「んふふ〜。素直でよろしいっ! 今日もアキくんのおちんちんはとっても元気ですね〜」

 自分から話を脱線させたとはいえ、蒼がエッチな事ばかり言うのが悪い。
 そりゃ、元気になっちゃうよ。
 ぼくのおちんちんは、すぐに蒼に食べられてしまう。
 さわさわと、ウイッグの毛に、お腹をくすぐられるのがこそばゆい。
 血液が一気におちんちんに集中していくのがわかる。
 蒼の頭が上下するたび、ぼくの性感はどんどんと高められていく。
 激しすぎるよ。
 そんなに強くされたら、すぐにイッちゃうよ。
 そう、抗議の視線を蒼に向けた時。
 ぼくは気付いてしまった。
 蒼の目の端に、キラリと光る涙が浮かんでいる事に。
 だけど、突き上げてくる射精感に我慢できず。
 ぼくは、蒼の口の中にぶちまけた。


第三話に続く

2010/10/20 初版

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