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二人の時間 〜Refrain〜 第三話
桃乃瀬ゆかり

 二人で、一緒にお風呂に入る。
 ぼくは全裸だけど、蒼はウイッグを付けたままだ。
 どうやら、ウイッグは蒼にとってエッチな女の子・・・じゃなくて、男の娘に変身させてくれる魔法のアイテムらしい。
 浴槽の縁の所に腰掛けたぼくの前に座って、おちんちんを真剣な表情でしゅにしゅにとしごいている。
 ついさっき、ベッドの上で蒼の口の中に出したばかりだったのに、ぼくのおちんちんは、すぐにおっきくなってしまう。

「ねえ、蒼。ウイッグって、付けたままでお風呂に入っても大丈夫なものなの?」
「んー。本当は湿気で痛んじゃうし、あんまり良くはないけど。男の子同士のままでこういう事するのって、アキは嫌でしょ」

 エッチな事は抜きで、普通にお風呂に入ればいいんじゃないか?
 ていうか、ウイッグを付けてるとはいえ裸の蒼は立派に男の子じゃん。
 おちんちんだって、ぼくのより立派だし・・・。
 とは思ったんだけど、それは言わなかった。
 ちょっと悔しいし。

「蒼はどうなの?」
「ぼく? んー、ウイッグを取っちゃった状態で裸をアキに見られるのは恥ずかしいかも」
「えっちな事をするのは平気なのに?」
「んー。それはちゃんと女の子の格好をしているし、二人っきりだからだよっ。人前で裸になる訳じゃないから」
「人前ならダメなの。プールの授業の時とか普通に着替えてたじゃん」
「あれ、ぼくは平気じゃないんだけどなぁ。実はすごーく、恥ずかしかったんだよねえ。だから、アキに初めて更衣室で話しかけられた時には、心臓が止まっちゃうほどドキドキしてたんだよ」
「そうだったんだ」
「うん。それなのに女の子みたいに可愛いって言われちゃうし。んふふ〜。でも、アキのおちんちんも可愛いよー」

 女の子みたいとは言ったけど、可愛いとまでは言わなかった気がする。
 まあいいか、喜んでくれているみたいだし。
 ただ、あそこを可愛いと言われても、あんまり嬉しくない。
 蒼は嬉しそうにしゅにしゅにと、ぼくの可愛いおちんちんをこすっている。

「ちょっと、蒼。あんまり強くこすっちゃダメだよ。・・・イッちゃうから」
「またイッちゃうの? いいよー、我慢しないでいっぱい出してね」
「だけど、ぼくばっかりイッちゃうの悪くない。蒼は、まだ出してないんだし」
「じゃあ、一緒にイッてくれる」

 そう言って蒼は立ち上がるとぷるるん、とおちんちんをぼくに向かって突き出す。
 やっぱりぼくのより立派だ。
 先っぽもちゃんとむけているし。
 ぼくは蒼のおちんちんをぎゅっと握った。
 自分以外のおちんちんを握るっていうのは、やっぱり多少の違和感がある。
 だけど、ぼくも蒼に気持ち良くしてもらっている訳だし、少しはお返しをしないといけない。
 口に咥えたりするのは抵抗があるけど、触りっこくらいなら。
 蒼がいつもしてくれているように、柔らかく握ってしゅにしゅにと蒼のおちんちんを前後に動かす。

「いいよ、蒼。一緒に出しちゃおう」
「あんっ。アキが、ぼくの・・・触ってくれてる」

 それに合わせるように、蒼もぼくのおちんちんを握りかえして強く、激しくしごいた。
 呼吸と胸のドキドキがシンクロする。
 蒼はギュッとぼくに抱きつき、唇を重ねた。

「ちゅっ、ぷぁっ。蒼、苦しいよ」
「このくらい、普通だよ。大人の人は、舌を入れて、くちゅくちゅするんだよ。こんな風に」

 もう一度、蒼の顔が近づいてきて。
 今度はぼくの唇を、蒼の舌が割ってくる。
 そして、ぼくの舌に絡み付いてきた。

「んんっ、んっ」

 くちゅくちゅと、音を立てて蒼の甘い味が、口の中いっぱいに広がる。
 その瞬間、二人のおちんちんからは、弾けるように精液が飛び出してお互いの体にかかった。
 ぼくの体にかかった、蒼のミルクはとっても温かかった。

「・・・蒼。いっぱい出たね」
「うん。アキが、優しくしてくれたからっ」

 そう言って、蒼は恥ずかしそうに下を向いた。




 お互いの体を綺麗に洗って、お風呂から出たぼくは、蒼のベッドで転がりながら、自宅から持ってきた携帯ゲーム機で遊んでいた。
 横では、男の娘に再変身中の蒼。
 鏡に向かって「ふんふん♪」と、鼻歌を歌いながら化粧をしている。
 蒼は化粧を始めると、放っておくと一時間でも二時間でも鏡に向かっている。
 よく飽きないなぁ、とは思うけど。
 それで蒼が楽しいのならいいかとも思っている。
 たわいもない会話をしながら、ダラダラと過ごす時間も嫌ではないし。
 心地よい気だるさに包まれて、うとうととしているのは至福の時間かもしれない。

「化粧ってさ。親が帰って来る前には落としちゃうんでしょ」
「そーだよ。お母さんが仕事から帰ってきた時に、知らない女の子が家にいたらビックリされるもん」
「そりゃそうだよな。でも、落としちゃうのに化粧するのってもったいなくない」
「んー。だって、アキには少しでも可愛いぼくを見て欲しいから」

 顔を赤らめて見つめられても困りますよ。
 最初の時は、自分は女の子ぽくないって自己確認をするために始めた女装だと言っていたけれど、今では、すっかり目的が変わって来てしまっている。
 より女の子っぽく、可愛くを目指すうちに化粧品の種類も増える一方みたいだ。
 いったい、蒼は化粧品と洋服にどれだけのお小遣いを使っているんだろう。
 ちょっと怖くて聞けない。

「そんなに、がっちり化粧なんてしなくても、蒼は十分に可愛いと思うけど」
「んふふ〜、ほんとにぃ? 学校で何番目」

 男子生徒の中では、間違いなく一番可愛いだろ。
 ていうか、女子の中に混じったって、蒼はトップクラスなのは間違いない。
 学校で美人だと言われている女子の顔を思い浮かべる。
 芸能事務所に何度もスカウトされったって噂のある、六年生の浅田さん。
 小学生ながら町内のど自慢大会で優勝していた、やっぱり六年生の水城さん。
 あの二人は別格かな、あとはうちのクラスの堀田かな。
 姫宮・・・には勝ってるな。
 あいつ、性格悪そうだし。

「えっと、全校だと四番目位かな」
「えー。ぼくの上に、三人もいるの?」
「いやいや。もし男子で人気投票とかしたらって話だから。ぼくが一番可愛いと思うのは、もちろん蒼くんですよー」
「何、その棒読みな返答は」
「蒼くんは可愛いです!」
「んふふ〜。やめてよぅ、照れるなぁぼく。ありがとう、アキ」

 無理やり言わせておいて、そうれもどうかと思うけど。
 蒼は化粧をする手を止めると、ベッドで転がっていたぼくの上に飛び乗って来た。
 逃げられないように覆いかぶさる。

「ねえ、アキ」
「ん、なに?」
「で、一番と二番だと思ったのは誰なのかなぁ?」


第四話に続く

2010/12/23 初版

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